2008/09/26
皆さん、こんにちは。

今日は「正平協・大阪大会」報告の続きを致しますが、その前に『時事短評』を2点

1.小泉純一郎元総理が政界引退を表明しました
  小泉さんと私は同じ昭和17年生まれで、これは小沢一郎さん、金正日、胡錦涛さん、温家宝さんも、同年だったと思います。私は30代前半から40歳までを横浜市南部・朝比奈というところに住みました。小泉さんの選挙区に隣接する場所です。その頃からずっと小泉ファンで、選挙の際は住まいを移ろうかと、真剣に考えたくらいです。
  小泉さんは、65歳を過ぎて次の選挙には出ないと、常々語っていました。だから“予定の行動”だと思います。報道は産経新聞しか手元にありませんが、
  ・ 路線否定に気力失う
  ・ 「政界に居場所なし」実感
  ・ 麻生首相に冷や水
とあります。これらはすべて“見当外れ”と思います。
私は小泉さんの総理現役時代に小泉さんの65歳引退が本当にあり得ると考え、その時は、『小泉純一郎政治塾』のような、政治家の育成機関を作って欲しいと希望しました。この希望(予測)は、今も変わりません。

2.小沢一郎さんの「ムダの廃止22兆円」
  http://www.dpj.or.jp/special/2008_shoshin/index.html
  によれば、小沢さんの提唱する政策の財源として、いわゆる「ムダ」を、
  “その際、「予算の総組み替え」「国民の手による予算編成」という考え方に基づき、一般会計と特別会計とを合わせた国の純支出二百十二兆円の約一割に当たる二十二兆円を、段階的に私たちの主要政策の実行財源に組み替えていく”
としています。

ここで私たちが考えなければならないことは、「ムダ」とは何か、ということです。
万人に有益なものも万人に無益(ムダ)なものも、世の中にありません。小沢さんが何を「ムダ」と考えているかは知りませんが、そのムダといわれる22兆円によって、生活している大勢の人がいるのです。 あるものがムダか有益かは、置かれた立場によって判断が異なります。ある人にとって有益なものが、ある人にとってはムダなのです。小沢さんの提唱する農家への所得補償は、私にとってはまったくムダなものです。 軍備をムダという人がいます。

しかし、「ムダを無くする」と言えば、聞く方は、それぞれに自分が考えている「ムダ」をイメージして、結構々々と思うでしょう。詐術です。
要は、「政策」とは、何が有益で何がムダか、それを具体的に提示することです。「何が有益で何がムダか」の考えが、政党によって異なるでしょう。 だから「政党」なのです。小沢さんの話しは具体論でないことによって、何も語っていない、のです。この人の話はいつもそうです。

==============================

さて、「正平協・大阪大会」の報告はページを改めます。

toppageへ

夙川教会カテキズム勉強会