11/10/28 付記10/29
皆さん、こんにちは。
今日は小沢一郎氏の「陸山会事件」、第三回公判が、東京地裁で行われたようです。

先週20日に、「自由報道協会」主催で小沢氏の記者会見がありました。

07年2月の会見で、陸山会による土地購入に関し、土地の権利が自分にないことを示す証拠として公開した「確認書」について、当時の会見直前に作ったことを認めた。(毎日新聞)

そうです。

それ自体は、当然そうだろうと思っていたので何も感じません。あの記者会見(2007.02.20)の場でそれを突っ込まなかった記者たちがバカに見えたことを、鮮明に思い出すだけです。税務当局へは強烈な怒りと不信を、これは今も持ち続けています。
http://www.nomusan.com/~essay/jubilus2007/01/070128.html
http://www.nomusan.com/~essay/jubilus2010/02/100203.html

 

小沢一郎という人は、平然と、嘘をつける人です。

匹敵するのは鳩山由紀夫さんくらいでしょうか。
端的に、日本人離れ、しています。
なぜ平然と嘘をつけるのか、報道記者や税務当局を、なめきっているからです。なめきるには、なめきる根拠があるのでしょう。その根拠の暗黒は、私には分からない。
 

お金の動きは、実は、一番簡単に説明できるものです。
正当な金であれば。
言を左右にして説明しないのは、正当な動きでないからです。
国民も報道陣も、検事役も弁護士も、みんなそれは分かっている。裁判されているのは、「証拠」に足るものがあるかどうかです。司法の罰は、原告がその根拠を提示しなければならない。
 

2007年2月20日の「確認書」を見て、税務は直ちに動くと思いました。
税務当局は、微動だになかった。
私に、深い絶望がありました。
その確認書が事後作成と本人に明言されて、なお、税務当局は沈黙ですか?
税務は、当局の疑念を晴らす根拠は納税者が提示しなければなりません。出来なければ「脱税」です。
4億という巨額の資産が、登記上の所有者は小沢一郎であるが小沢一郎に所有者としての権限は一切無く、従って課税されない、などというふざけた言い草を、税務署は我々にも適用するのですか?

 

この20日の記者会見では、自由報道協会と読売新聞記者の間に、トラブルがあったようです。
youtubeでも見えます。昨日まで読売側の態度が分かりませんでした。自由報道協会は今も、読売記者への抗議文以外、当記者会見についての詳細報道がありません。
しかし本件に関して、それらは私には枝葉です。

小沢一郎という人が、平然と嘘を語れる人であり、更に平然と、その嘘であったことを認めることの出来る人間だということです。小沢さんは「嘘はついていない」というでしょう。当然確認すべき「公正証書」や「確定日付」について、記者は追及しませんでした。(した記者もいたようですが、遮られ、言質は得られませんでした)。
確認書を「いつ書いたか」、あの時、小沢さんはしゃべっていません。最高度の嘘をついたのです。報道も税務署も、(国民の利益に背いて)、それを見て見ぬ振りしたのです。

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(付記)2011.10.29
自由報道教会(甲)と読売新聞記者(乙)とのトラブルは、
「主催者たる甲の予め定めたルール(乙はそれを了解の上会見場に来ている)、なかんずく“司会者の指示に従う”を乙が無視した」
ということとだと思います。乙が長々と質問し、かつ小沢さんの言葉にかぶせて発言したため小沢さんの言葉が聞き取れなかった、他の記者への重大な妨害であった、というものだと思います。
     自由報道協会主催記者会見でのルール違反について
     10月21日付朝日新聞、毎日新聞の記事について
     youtube
     youtube

読売新聞は一昨日(27日)になって見解を出しました。

上記記事の中で記者(恒次徹氏)の見解は次のようになっています。

「追及にならない」恒次記者の話
会見者が質問をはぐらかした場合に、そのことを指摘できなければ、追及にならない。司会の指示を振り切らなければならないことはある。ルール違反と過剰に騒ぐことは、会見者を追及から守ることにしかならない。ジャーナリストがなぜ、そのようなことをするのか理解に苦しむ。

それぞれの言い分に私は納得してしまうのですが、今回は読売記者の肩を持ちます。
質問に対する回答が「はぐらかされた」ものであるなら、その質問は一つとカウントしない、ということです。但しそれを続けていけば他の記者の質問時間・機会を奪う訳で、確かに“会場アラシ”になるでしょう。結局は回答者の誠実さに左右されます。

私は何度も何度も繰り返し書きました。
金の動きほど簡単正確に説明できるものはないのです。単純なことです。
降って湧く金はないのです。必ず根拠(紐付き)があります。その紐の繋がらない場所で、不正があるのです。
 

 

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