2002年夏
ベルリンの旅

旧東ドイツが「解放」後、どのように変わったのか、今回の旅の興味はそれでした。
私は1989年6月、つまり「解放」直前に、ライプチッヒ、ハレ、東ベルリンを訪れる機会を持ちました。

89年にライプチッヒで泊まった宿は、「Mercure Hotel」でした。今回は何の意識もなく、「InterContinental Hotel」をとったのです。ところが部屋に入り窓を開けてみると、記憶にある風景です。

翌日市内を歩いているとゲヴァントハウスの斜め前に、「Mercure Hotel」があります。昔はそんなところになかったのです。

あとで分かったことは、InterContinental Hotelグループが旧Mercure Hotelの建物を買収しInterContinental Hotelに変え、Mercure Hotelは現在の場所へ引っ越したというのです。正に奇遇です。

13年を経たほぼ同じ場所の画像があります。これが同じであることは、左上の教会の塔で確認して下さい。13年、或いは「解放」によってどう変わったか、一目瞭然と思います。

1989年6月

2002年8月

1989年のエントツ

泥炭というのか、粗悪な、それ自体固形となりえない粉末を固め(即ち大きな炭団)燃やしていた。

2002年のエントツ

これが、この会社。

この地には、1838年から1892年のあいだ、ライプチッヒで初めてのガス会社がありました。ルドルフ・ブロッホマンによって創立され、見本市の都市として重要な経済興隆の一歩でした。

ライプチッヒ水道光熱局・北火力発電所(地域冷暖房)

環境管理システム
登録番号 DE-159-00029(1998年8月17日)

目印の教会
ルター派、聖ミカエル教会

'89年も今回も、門は閉ざされていた。
今回は中に人の気配がし、犬の声が聞こえた。

「ベルリンの旅」目次へ

「ノムさんの旅」表紙へ
やまて喫茶室」表紙へ