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2008/04/11
皆さん、こんにちは。
チベットで凄惨な宗教弾圧が行われているようです。
これに対して日本の宗教界はほとんど動きを見せませんでしたが、今月5日、関西テレビにおいて、
天台宗・書寫山圓教寺
執事長の大樹玄承師が「声明」を出し、ネットを通じて、関西テレビを見ることのできぬ地域へも、あっという間に広がりました。YouTubeでは映像で配信されました。私は仲間に教えて貰って知ったのですが、その後、
ぼやきくっくり
という、おどろくべきサイトを知りました。以下の引用は、“ぼやきくっくり”さんのお世話になります。後ほどお礼の挨拶をさせて頂きます。
実は今日は大樹玄承師の声明について語るのがテーマではないのです。が、私も感激したその「声明文」を、まず掲載させて頂きます。
今、私たち日本の仏教者の真価が問われています。
チベットでの中国の武力行動によって、宗教の自由が失われることに心から悲しみと、止むに止まれぬ抗議を表明せずにはいられません。
私たちはあくまでも宗教者、仏教者として、僧侶をはじめとするチベット人の苦しみを、もはや黙って見過ごすことができません。
チベット仏教の宗教的伝統を、チベット人の自由な意思で守るということが、大切な基本です。
皆さんは、日本の全国のお坊さんがどうしているのかとお思いでしょう。
日本の各宗派、教団は日中国交回復のあと、中国各地でご縁のある寺院の復興に力を注いできました。
私も中国の寺院の復興に携わりました。
しかし、中国の寺院との交流は全て北京を通さずにはできません。
ほとんど自由はなかった。
これからもそうだと、全国のほとんどの僧侶は知っています。
そして、日本の仏教教団がダライ・ラマ法王と交流することを、北京は不快に思うこともよく知られています。
あくまでも、宗教の自由の問題こそ重大であると、私は考えています。
しかし、チベットの事件以来、3週間以上が過ぎてなお、日本の仏教界に目立った行動は見られません。
中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない、しないで良いのでしょうか。
ダライ・ラマ法王を中心に仏教国としての歴史を重ねてきたチベットが、今、なくなろうとしています。
私たちは宗教者、仏教者として、草の根から声を挙げていかなければなりません。
しかし、私の所属する宗派が、中国の仏教界関係者から抗議を受けて、私はお叱りを受ける可能性が高いでしょう。
このように申し上げるのは、私たちと行動を共にしましょうということではないのです。
それぞれのご住職、檀信徒の皆さんが、これをきっかけに自ら考えていただきたいのです。
オリンピックにあわせて、中国の交流のある寺院に参拝予定の僧侶もいらっしゃるでしょう。
この情勢の中、中国でどんなお話をされるのでしょう。
もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば、私たちはこれから、信者さん、檀家さんにどのようなことを説いていけるのでしょうか。
私たちにとってこれが宗教者、仏教者であるための最後の機会かもしれません。
書寫山 圓教寺 執事長 大樹 玄承
平成20年4月5日
「このように申し上げるのは、私たちと行動を共にしましょうということではない」
「それぞれのご住職、檀信徒の皆さんが、これをきっかけに自ら考えていただきたい」
というところに、私は特に感銘を受けました。
YouTubeで見ると、コメンテーターのお一人が、次のように語っています。
山本健治
「これはもう、すごい大英断というかね、日本の宗教界というのはね、ほんとにこういうことについてね、一切言おうとしないし、報道しない。そのことに対してね、今、本当にね、信教の自由という立場でね、現職のね、方が言われるというの、ほんまありませんよ。テレビのね、生番組でね、出てきて言われることなんて絶対ありませんよ。ものすごい僕は尊敬しますよ」
「信教の自由という立場でね、現職のね、方が言われるというの、ほんまありませんよ」
いいえ、そういうことに度々発言し、情熱を注いでいる宗教家はいるのです。どうして山本健治さんの耳に届かないのでしょう。
『わたしたちは基本的人権である信教の自由を保障する政教分離の原則を堅持していくことを強く訴えます』
しかしこの「カトリック司教団」は今のところ、何の発言もしていません。
おそらく、チベットで起こっていることを「宗教弾圧」と考えていないのでしょう。ミャンマーの昨秋、軍部の僧侶への暴力についても、ひと言も言いませんでした。チベットもミャンマーも、「信教の自由」「政教分離」に抵触すると考えないのでしょう。
「頬白親父」さんが予告されていたので、私はカトリック新聞を楽しみに待ちました。
珍しく長澤正隆助祭もいらしていた。日本カトリック正義と平和協議会事務局長を務める助祭。(中略)
立ち話ではあったが、3月19日、「日本カトリック正義と平和協議会・会長 松浦悟郎」の名前で、長澤助祭が在日中国大使館にメールを送ったそうである。カトリック新聞の次号には載るかもしれないとのことであった。
そのカトリック新聞(4月13日付、3951号)に載った記事は下のようなものです。
正平協 チベット問題で
中国大使に声明文
日本カトリック正義と平和協議会(正平協)会長の松浦悟郎補佐司教(大阪教区)は四月四日付で、駐日中国大使館のツォイ・ティエンカイ(崔天凱)大使とコン・シュエンヨウ(孔鉉佑)公使に声明文を送り、チベット人とチベット宗教者への弾圧をやめ、平和的解決を図るよう訴えた。
松浦司教は声明の中で、最近のチベット情勢に対し「深い憂慮」の意を示し、「今すぐに力による弾圧を止め、対話に基づいた解決への道を探るよう求めます」と述べている。
同司教は又、正平協が三月十九日、「平和をつくり出す宗教者平和ネット」の関係者と共に中国大使館前で祈りをささげ、緊急要請書を提出したことにも触れた。
声明はさらに、教皇ベネディクト十六世も復活祭のメッセージで、チベットを含み紛争地域の国々の現状に心を留め、平和的解決を呼び掛けたと指摘。表現の自由と抗議する権利を市民に認めるよう訴えた。
しかし、「声明文」そのものがどうして発表されないのでしょうかね。本来カトリック新聞は原文を信徒に知らせるべきでしょう。「正平協」のサイトにも見当たりません。不思議なことです。
4月4日付というのは、書寫山圓教寺執事長
大樹玄承師「声明」(4月5日)の“前日”になる訳だ。あれを聞いて、跳び上がって「声明文」を送った、という訳ではないんだ。
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「教会の政治的言動を憂慮する会」
2008年2月29日ベネディクト16世及びローマ教皇庁関係者列席の下で行われた四旬節説教
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