思考の断片(17) 
正平協と朝鮮総連の相互乗入

野村勝美(ノムラカツヨシ)
2005.02.13

(第4 6号 Mar.27.2005)

Vaww-net-japan“「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク”が主宰した
『女性国際戦犯法廷』
というのが、2000年12月7日〜12日、東京の九段会館で開かれたそうです。それを材料にしたNHKの放映に関して政治家の介入があったかどうか、朝日新聞とNHKが争っています。今のところ朝日は穴蔵に引きこもった感じで、伝統の卑怯さを発揮しています。しかしNHKもとんでもないというべきで、そもそもが取り上げるような企画と違うでしょう。NHKと朝日の喧嘩を、私は与太もん同士の出入りと思います。我々としてはどっちが正しいかに関心を持つ必用はなく(両方とも正しくない)、可能な限り長くケンカやるよう、うちわで煽るべきです。「椿三十郎」*ですな。朝日はNHKから報道者としての根本について詰問されています。それには答えません。正に、「説明責任を果たしていない」ですね。
小泉総理からは、国会の場で2005.02.03及び02.08に、道路公団民営化についての報道を、「虚偽報道」と面罵されました。私は大騒動になるかと楽しみで朝日の当日の夕刊、翌02.04の朝刊を買いました。驚いたことに朝日は、小泉さんの発言そのものに一切触れていませんでした。国会の場で虚偽報道と言われて黙ってしまった朝日は、この日死んだのです。(総理の言葉=「道路公団改革は失敗した」(と私が語った)っていうのは、朝日新聞の虚偽報道です。わたしは、先日も朝日新聞の記者に申し上げたんですよ。せめて、ほんとの事は書かなくてもしかたがないけども、嘘だけは書かないでくれと。)
02.08に小泉さんは更に同趣旨の言葉で確認しました。この時は特に朝日を名指ししませんでしたが、02.03発言を引き継いで報道一般(記者クラブで話したと言っています)を対象にしていました。朝日は何の反論もしませんでした。他紙も一つとして小泉発言を責めませんでした。最高レベルの政治的圧力であるはずなのに。
2005.02.03は朝日の命日であり、2005.02.08は記者クラブの合同葬です。

『女性国際戦犯法廷』の問題は、しかし、驚くべきことを私たちに知らせました。

1.「女性国際戦犯法廷」主催者“vaww-net-japan”は、発足時、下の住所でした。
代表:松井やより 副代表:中原道子 西野瑠美子 事務局長:金富子
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10
FAX 03-5337-4088 E-mail vaww-net-japan@jca.ax.apc.org
郵便振替口座: 00120-3-31955 加入者名: VAWW-NET Japan
http://www.bekkoame.ne.jp/~ymasaki/vaww.htm
この場所は、「カトリック中央協議会」 「日本カトリック正義と平和協議会」の所在地に同じです。
宗教法人 カトリック中央協議会
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10
  日本カトリック正義と平和協議会
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10
つまり『女性国際戦犯法廷』を主宰した団体は、「カトリック中央協議会」「日本カトリック正義と平和協議会」のもとで生まれたのです。

2.「女性国際戦犯法廷」に対する冒とくと誹謗中傷を許さない日・朝女性の緊急集会」というのが、2005年2月1日(火)午後1時〜3時、衆議院第2議員会館第1会議室で行われました。議員会館を会場として手配したのは民主党衆院議員の石毛えい子氏でした。これはいわゆるNHKの番組改変に抗議してのものです。
発言者は、
VAWW―NETジャパン共同代表 西野瑠美子
朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会 代表 清水澄子
在日本朝鮮民主女性同盟中央本部 委員長 金昭子
韓国「アジアの平和と歴史教育連帯」常任共同委員長 梁美康
その他、参加者の発言、要請文採択
主催:「女性国際戦犯法廷」に対する冒とくと誹謗中傷を許さない日・朝女性の緊急集会実行委員会 03-3816-4344(担当チョン)
この“実行委員会”連絡場所、03-3816-4344(担当チョン)というのが、
朝鮮総連傘下
○在日本朝鮮民主女性同盟(女性同盟)(中央本部) 委員長 金昭子
〒112−0001 東京都文京区白山4―33―14
TEL 03(3816)4344 ←これに同じです。

「女性国際戦犯法廷」に対する冒とくと誹謗中傷を許さない日・朝女性の緊急集会・実行委員会は、朝鮮総連下部機関「在日本朝鮮民主女性同盟(女性同盟)」 の中にあるのです。
金昭子氏は「総連・中央委員会副議長」であり、更に
[朝鮮新報 2003.8.5]によれば、
『3日行なわれた最高人民会議第11期代議員選挙で金正日総書記は、第649号選挙区で全有権者から得票、当選した。今選挙では総聯中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長、梁守政副議長(商工連会長)、金昭子副議長(女性同盟中央委員長)、張炳泰朝鮮大学校学長、朴喜徳総聯中央経済委員会副委員長を含む687人が選ばれた。(朝鮮通信)』
つまり北朝鮮最高人民会議代議員(国会議員)なのです。

カトリック正義と平和協議会を発祥の場所とした“VAWW―NETジャパンは、いま朝鮮総連のコントロール下にあり、その責任者は北朝鮮本国最高人民会議代議員の金昭子です。彼女は民主党代議士石毛えい子の手引きにより、わが国、議員会館の中で堂々と日本の体制批判をぶちあげたのです。勿論、「カトリック正義と平和協議会」も深く関与し続けています。深く関与するというより、本来北の工作員であるものがカトリックに侵入しているのでしょう。そしてそれは教育界、政界も同様と思います。

工作者のターゲットは、
1.政治家
2.宗教家
3.教育者
が本筋であると想像しています。
理由は、
(1)一度引っ張り込んだら裏切らない(忠告=恐喝、しやすい)。
(2)影響力が大きい。

更に、
4.ジャーナリスト
があげられます。これは“情報”が餌になるでしょう。情報を得ようとして意識無意識に相手のエージェントになってしまった人です。疑わしい人は多いです。

私は何よりもまずこの状況をカトリック信徒が知るべきだと思います。おそらく大半が知りません。正平協以外の司教様方はご存じなのでしょうか。「愛」とか「平等」とか「弱者の立場」とか、それ自体否定できない言葉を前面に立て、実際は政治的目的の為に、しかも特定の邪悪な組織の為に活動しています。悪魔は常に優しい言葉で語るのです。

カトリック教徒は実体を知らなければなりません。そうすれば動き始めるでしょう。その為に出来るだけのことをする、それが気づいた者の役目であります。

友人CY女史が私にいいました。
「もう、正平協に一信徒として何か要望したからどうなるというものではなく、木邨氏をはずせばいいというものでもなく、一度、正平協全体を解散するしかないのではないかと思います。」
私も同じ思いです。
日本のカトリック信者は、気づき、目覚めなくてはなりません。外部からカトリックを見る目は『左翼過激派』です。そのことが如何ばかり布教の妨げとなっていることか。それを信者以上に、聖職者・司教様方に切実に気づいていただきたいのです。
より詳しい情報は(要点は本文で網羅しておりますが)私のサイト
http://www.nomusan.com/~essay/essay_16_chuche10.html
をご参照下さい。

(以上)
=2005.02.13=

あなた方は加害者の横にいたのではないか

「カトリック正義と平和協議会」の異様
北朝鮮工作船

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