2014年2月14日
追記
昨日(13日)、NHK籾井会長が定例の記者会見を行ったそうです。毎日新聞のサイトから引用します。全文はここへコピーしておきます。 籾井・NHK会長:就任時発言「済んだこと」「私見は述べない」
(中略)
(後略)
この部分を朝日新聞の“詳報”から引用すると次の通りです。
分かりにくい会話ですが、籾井さんが何度も述べているように、「私見で述べた発言を取り消す」ということです。 いずれにせよ報道陣は、以後、「私見は述べない」という絶好の口実を、籾井さんに与えたのです。そして、私見でない意見など無いのです。意見はすべて私見です。私見でない発言など意味は無いのです。 報道は自ら、情報収集源の一つを、塞いだのです。
[追記] 2/14夜 先週に続いての雪ですね。日中は雨でしたが、夕刻から気温が下がったのか雪になって、今はもう相当に積もっています。 本頁は毎日新聞の記事を原本にして書きました。毎日社説に対する批判の継続ですから、毎日の記事を対象にするのが適当と考えました。 一つだけ、朝日の記事(同会見の“詳報”)から引用したい一節があります。「追記」として書きます。
これは朝日新聞に載ったというだけで、質問者の所属が何処か分かりません。私が不思議に思うのは、偏向を批判している記者が、このような片手落ちな質問をして、平気なことです。おそらくこの質問者には、自分の質問が片手落ちであるという認識は無いでしょう。 籾井さんの発言によって、NHKには受信料を払いたくないと考える者がどれくらい出たか、という質問でしょう。しかし、あのような発言をする人が会長になったのなら、NHKに金を払おうか、と考える人もいるのです。私の仲間に、NHKの“偏向”に腹を立て、受信料の支払を拒否している人がいます。その人はおそらく籾井さんに期待し、期待通りであれば、受信料払込を再開するでしょう。籾井さんの発言によって、受信料を払いたくなくなった人がどれだけ出、払いたくなった人がどれだけ出たのか、というのが偏向の無い質問です。 -------------------- ここで籾井さんが、オランダの「飾り窓(の女)」と従軍慰安婦を混同して話したように質問されていますが、(この記事だけを読んだ読者は籾井さんがそのように言ったと勘違いする低質な曲読です)、朝日新聞の“詳報”によれば、その部分の籾井発言はこうです。
籾井さんは、「戦争をしている国(所)」のことを話したのです。オランダについては、(しゃべる必要のないことでしたが)、「今ごろ」のことを話したのです。“今ごろ”アムステルダムは戦争渦中にありません。私が知っているのは15年も前のことですが、普通に市街を散歩しているといきなり飾り窓があって、妻が飛び上がった記憶があります。“従軍”慰安婦とは別個の話です。質問者に言葉の理解力が普通にあれば、そして“偏向”の無い心をもっていれば、このような質問は出ないのです。 |
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