2014年12月3日
NHKのニュース番組

 

私はテレビをほとんど見ませんが、NHKニュースは見ます。05:00のニュースを見ながら朝食を取り、06:00のニュースのアタマだけを見て、06:07に家を出ます。12:00は会社にテレビが無いので見ません。(私は外食でなく、いわゆる“愛妻弁当”です。どんな早出でも朝食抜きで家を出ることはなく、外勤なき場合は弁当持参です。はっきりと自慢しますが、妻の作って呉れる弁当は旨いです。私はケチで弁当を持っていくのではありません。外で匹敵する美味しいものを食えないからです)

夕刻19:00はまず帰宅していません。

21:00も、普段はテレビの無い部屋にいるので滅多に見ないのですが、一昨日(12/1)は丁度夕食と一致しました。テレビを見るでなく、聞いていました。
「NHKのニュースにしてよ」と私は妻に言いました。
「これ、NHKニュースやよ」
私は驚きましたね。テレビ朝日と思いました。21:07を超えたところで、ようやくその話題は終えました。21:00ニュースの冒頭から正味6分強、続いたことになります。菅原文太という俳優がどれほど偉大な存在であったのか、私は知りません。私は文太さんの映画もテレビも、まったく観たことがありません。少なくとも記憶に残っていません。21:00のニュース番組がNHKにおいてどのように位置付けされているのか知りませんが、一般の就労者が報道番組をみるとすれば、中核の時間帯でしょう。そこで冒頭6分を取って報道する価値のある出来事であったのか。「反原発」とか何とか言う菅原文太さんの言葉を紹介していました。むしろこっちが、報道者の主眼だったのではないでしょうか。吉永小百合さんも関連して、何かごにゃごにゃ言ったようです。(私は上の空でした)。衆議院選挙の公示を翌日に控え、選挙の争点になるテーマについて、これは一方へのあからさまな肩入れであります。偏向報道です。

籾井勝人氏がNHKの新会長になって以降、最近のNHK番組に対して、「しんぶん赤旗」が強く批判していました。それを読んで、私はNHKが良くなっているのかな、と思っていました。しかし、赤旗が批判してくれるほど、良くなってはいないようですね。どうも、赤旗の買い被りです。

「慰安婦問題」についても、NHKは朝日新聞にひけをとらない偏向報道がありました。中でも2001年1月30日放送の“ETV特集「問われる戦時性暴力」”については、朝日新聞や安倍現首相、故中川昭一代議士もからんだ大きな事件ですから、うやむやにせず、十分な再検証が必用です。朝日は慰安婦報道について曲がりなりにも誤りを白状しましたが、NHKからはそれを聞いていません。

本年11月4日付の産經新聞によれば、「NHKの退職者有志が籾井勝人会長の辞任や罷免を求めて気炎を吐いている」そうです。その運動の先頭に立つ池田恵理子氏は“ETV特集「問われる戦時性暴力」”にも関係しており、「私は慰安婦の番組を8本作ったが、平成8年以降、1本も通らなくなってしまった」「放送が与党側に偏っている」と語っているそうです。是非、公開の場で彼女が作った8本の慰安婦番組を検証して貰いたい。

 

[産経新聞 2014年11月4日(火)]
NHK退職者が会長批判 辞任・罷免求め一般人にハガキ配布

NHKの退職者有志が籾井勝人(もみい・かつと)会長の辞任や罷免を求めて気炎を吐いている。NHKへの申し入れに加え、最近は手弁当で会長辞任を求めるはがきを作り、一般人に配ってNHKへの送付を求めるなど草の根運動化。こうしたOBの運動への批判も相次いでおり、局内からは困惑する声が上がっている。NHKの退職者有志は10月23日、籾井会長の辞任や罷免を求める報告書と約1400人分の賛同者名簿をNHKに提出。退職者有志は7、8月にも同様の申し入れを行っており、運動は長期化してきた。
(中略)
退職者有志は最近、籾井会長の辞任や罷免を求めるピンク色のはがきを大量に作製。知人など一般人に配り、NHKへの送付を求める運動を展開している。ただ、経営委事務局では「届いたはがきの内容を精査すると、同じ名前で何枚も出されているケースや、名前は違うが同じ筆跡のものが目立っている」と明かす。
(中略)
退職者有志が8月21日に開いた記者会見では、元ディレクターの池田恵理子氏が出席し、「私は慰安婦の番組を8本作ったが、平成8年以降、一本も通らなくなってしまった」「放送が与党側に偏っている」などと主張。会見にはこのほか元政治部記者で「マスコミ九条の会」呼びかけ人の一人の川崎泰資氏や、作家で「ベトナムに平和を!市民連合」の世話人を務めた小中陽太郎氏らも参加した。
(後略)

 


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