2013年9月2日
中経出版 「アベノミクスの真相」


日本経済新聞というのは、10年ほど前に定期購読を止めました。
私はほんの僅かな元手ですが、株に手を出しています。
日本経済新聞を一所懸命に読んでそれを参考にしていた頃は、ほとんど確実に損をしました。
参考の仕方が「シロウト」だったのかも知れませんが、まあ、書いてあることを“素直に”、参考にしたのです。
私が売った株は必ず値上がりしたし、買った株は必ず値下がりしました。
ならば逆張りすれば良い訳ですが、その度胸は無かったですな。私の対処は、日本経済新聞を読まなくすることでした。自分のヤマカンだけを頼りにやることです。

結果として現在、総計として、十分納得のいく利得を得ています。

さて、その日本経済新聞社発行の「日経産業新聞」は、欠かさず目を通しています。ただこれも、いい加減な記事が結構あります。
というか、記者が分らずに書いていると思えるものがあります。
私が所属している業界の記事は、(私は一応専門家ですから)、よくそれに気付きます。
その点では、「日刊工業新聞」の方が、誠実なように思います。

ところで本日の本論ですが、
日経産業新聞に数ヶ月前から、「アベノミクスの真相」という本の広告が、頻繁に載っています。
出版社は「中経出版」、著者は同志社大学大学院教授・浜矩子先生で、ほとんど毎日と思えるほど執拗です。
こまかく点検した訳ではありませんが、少なくとも直近、8/28(水)、8/29(木)、8/30(金)、9/2(月)と、四日連続です。
明日も出るように思います。


このようなことが書かれています。

幅広い読者から反響多数!
●読後、マスコミの発信するニュースを見る目が変わりました。
 (60代・男性)
●朝目が覚めてから、一気読みをしてしまいました。(60代・男性)
●アベノミクスを何も考えず迎合していた私にとって、本書は大変貴重でした。(30代・男性)
●主婦にもとてもわかりやすく書かれていて、良かった。
 (60代・女性)
●浜先生の著書は、日本で数少ないグローバル経済学の良識です。
 (40代一男性)
『アホノミクス』が5つの悲劇を引き起こす!!


私は浜矩子という方を知りません。今回の広告で、初めてお名前を知りました。
「エコノミスト」と呼ばれる人の言葉は、信用しない、というより、読みも聞きもしません。八卦の類と思っています。
今の私にとっては“興味の外”です。


ただこのように執拗な広告出稿は、何か別な意図があるのではないかと、そっちに関心が湧きます。
さほど売れている本のようには思えないし。
広告料との釣り合いが取れないのです。(広告料が私の想定範囲外に安いのかも知れない)。
余りに鬱陶しいので、「日経産業新聞」の購読も、止めようかなと、思っているところです。

[9/3追記]
今日も出ています。私の受ける印象は、不気味さです。

[10/2追記]
二週間ほど前、日経販売店に、購読停止とその理由を告げました。さすが、昨日(10/1)から、ピタリ配信が停止しました。
同じようなものが産経の大川なにがしの霊媒広告です。これは法的に許されるのかな。微妙に法の隙間を突いていると思います。産経にとっては本質的(長期的)にはマイナスと思いますが、それに倍する収入があるのでしょう。私はこの広告と、偉そうに、“もの申す”(最近では“申す”)女史を外したら、産経の質は、数段上がると思います。

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