2013年9月30日
靖國神社 神楽祭


今日は靖國神社で「永代神楽祭(命日祭)」があって、参列しました。9月30日は長兄博美の戦死公報の届いた日です。父母が息絶えるほどに哭いた日でしょう。

(靖國神社のサイトより引用)

永代神楽祭は、靖國神社では毎日奉奏されているのです。靖国のサイトによりますと、「遺族からのお申し出による『永代神楽祭』は、神霊のご命日など縁ある日に神楽を奉奏し、永代に亘って神霊をお慰めする祭典です。永代神楽祭では、ご遺族が本殿に参列する中、神霊の御名が奏上され、香淳皇后の御歌に作曲・振り付けした『みたま慰めの舞』を二人の仕女が奉仕します。」とあります。

45分ほどの祭儀ですが、大部は死者の御名の朗唱で、あとに仕女の舞と玉串奉奠があります。死者への慰めでありますが、より以上に、私への慰めであります。

伊藤桂一氏の作品に、舞踊家のグループである慰問団が、最前線の軍を訪ね、一舞する話がありました。踊り手たちが前線に出ること自体、命がけでした。しかし、おそらくは死んでゆく兵士たちに、それが慰問でした。慰問というものは、命をかけたものでした。

舞というものがどこから発生したのか。弔い、という説も、十分な説得力を持っています。

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