2013年10月20日
さようなら、小泉さん


秋明菊 2013.10.20

小泉純一郎元総理が、「原発ゼロ」を主張しているようです。私は横須賀に隣接した横浜南部金沢区に6年余り住みました。選挙区ではなかったですが、その時から一貫して、小泉さんを支持して来ました。私の30前半からで、35年ほどになります。小泉さんと私は同年生まれで、来年は年男です。

私の持つ小泉さんの印象は、ウソをつくことの少ない政治家であった、ということです。少なくとも「だまし討ち」はしなかった。政争の節々で必ず予告していました。私にはその予告がよく分かり、間違いなくそのようになりました。

その小泉さんが、最近は「原発ゼロ」を説いているようです。そのことによって小泉さんをキライになる訳ではありませんが、ここで一応「さようなら」を言います。原発によらず「核」技術というのは、まだまだ緒に就いたばかりのものと思います。浜松ホトニクスの晝間明社長は9.19付日刊工業新聞で、「高出力レーザー技術を用いた核融合発電を研究している。実用化は20年以上先だろう」と語っています。20年という数字が出ています。小泉さんは、「放射性廃棄物の最終処分場もないのに原発を進めるのは無責任だ」と語っておられるようですが、放射性廃棄物そのものを無害化、かつ巨大なエネルギー源と変える研究が、必死で為されています。私はその可能性を信じます。

話はそれますが、今回の東電福島第二原発事故について、最大の責任者は、「全電源停止(SBO)状態は起こりえないから、考慮する必要ない」と指示した、行政機関・原子力安全委員会であります。東電に責任をおっかぶせていますが、本来は最初から、資金的にも国が前面に出て、対応すべきだったと思います。

[固定アドレス]
[Home]