2013年11月6日
「地下鉄」 ボスポラス、ソウル

一昨年(2011)の8月30日から9月9日まで、トルコを旅しました。アルフレッド・バークという素晴らしい神父さまと一緒に聖パウロの故地を巡りました。この旅については書きたいこと、見て頂きたい画像がいっぱいあるのですが、未だに果たしていません。

先ず、トルコ航空というのが良かったです。雰囲気がやわらかく、温かいんですね。気に入りました。町を歩いても、こんなに愛想の良い国民というのは初めてでした。店にカメラを向けるとポーズして呉れる。店の奥に声をかけて仲間を呼び出し並んで呉れることもある。バスの窓から手を振って呉れる。険しい目をした人というのを、ついぞ見なかったですね。

そんなことがあってトルコが大好きになり、偶々この5月28日に満期が来た小資金があったので、「トルコ・ボンド・オープン」というのを買ったのです。正に同時に、イスタンブールで暴動に近いデモが始まりました。買った途端にストンと下落しました。タイミングの良さに笑いました(泣き笑い)。少し間をおいて、同額を買い増しました。そのまま塩漬けの積もりです。現在、損失の半分くらいは挽回したでしょうか。

そのトルコで、先月29日、ボスポラス海峡を横断する地下鉄開通式典があり、出席した安倍晋三首相が予期せぬ「おもてなし」を受けたと報ぜられています。記事→


朴槿恵韓国大統領の日本批判は度を過ぎていると思いますが、これはもう“放っておく”しか仕方ないでしょう。安倍さんは、そのようにしていると思います。私は韓国へは数十回行き、親切にして貰いました。道で知り合って、立派な年賀状を送り続けて下さる方もいます。しかし今、あの国に対して大きな幻滅がありますね。残念なことです。

私は実は、朴槿恵大統領になって、日韓関係は好転すると思っていました。まったくの外れでした。韓国人を、こんなに品の無い国民とは思っていませんでした。ガッカリ、です。私の尊敬する曽野綾子先生が、大統領になる前の朴槿恵女史について語った文章があります。いずれ必ず、曽野先生は再び語られるでしょう。どう評価されるか、楽しみにしています。


関係の無い二つのことを書きましたが、実は、「地下鉄」で繋がるのです。

1974年8月15日、ソウルに初めての地下鉄が完成しました(一号線)。

「地下鉄一号線の建設には日本の経済協力資金が投入され日本の技術者が多数加わったが、完成式に日本人は招かれなかった。こうした韓国に対する過去補償的な日本からの経済技術協力はソウル地下鉄をはじめ韓国発展の基礎になった。しかし、“日本隠し”によってこうした事実は韓国ではほとんど知られていない。残念なことだ。(黒田勝弘)産経新聞2004.08.21」

日本人が招かれなかった地下鉄開通祝典のこの日、在日韓国人の文世光によって朴正熙大統領は狙撃され、外れた弾が陸英修夫人の命を奪いました。

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